猛暑もようやく終わりを告げた9月23日(土・祝)、24日(日)、新富町の新富町フットボールセンターで「宮崎ダイハツ杯 第34回九州高等学校女子サッカー選手権大会 宮崎県予選」が開催されました。
大会には、都城聖ドミニコ学園高等学校、宮崎日本大学高等学校、聖心ウルスラ学園高校と日南学園高等学校の合同チーム、妻高等学校、都城商業高等学校、宮崎学園高等学校の県内7つの高等学校・6チームが出場。
23日の1回戦では、宮崎日大と妻が準決勝進出を決めました。
24日の準決勝は、都城聖ドミニコ学園vs宮崎日大、宮崎学園vs妻の組み合わせで試合が行われ、それぞれ3―0、6―0で都城聖ドミニコ学園と宮崎学園が勝利し、決勝戦へ駒を進めました。
都城聖ドミニコ学園は、これまで今大会で7年連続決勝に進出しており、5回目の優勝を狙います。一方、宮崎学園は、創部3年目で初めて決勝に進出。高校総体の決勝戦では、PK戦の末、都城聖ドミニコ学園が勝利しており、宮崎学園は雪辱を誓って今大会に臨みました。
午後2時、いよいよキックオフです!
「直向きに1つ上へ」を掲げ、普段からメンバー同士で切磋琢磨しながらプレーしているという都城聖ドミニコ学園と、「攻守にわたりアグレッシブにプレーすること」をモットーに練習に励んできた宮崎学園。
試合が動いたのは前半19分。宮崎学園のMF・平原心雪選手(2年)がゴール前にこぼれたボールをすかさずシュート!1点を先制します。
都城聖ドミニコ学園は、果敢に攻めますがなかなかチャンスをものにできません。前半は、1―0で終了しました。
後半が始まり、両校とも何度もゴールを狙いますが、それぞれのGKが好セーブを連発。白熱した試合展開に目が離せません。すると18分に、宮崎学園のエース、FW・安庭ひな選手(3年)が追加点を決め、2―0とリードを広げます。ボールを奪い合う激しいプレーもあり、前・後半35分ずつの70分という試合時間があっという間に過ぎていきました。
結果は、2―0で宮崎学園が初優勝!江森由奈監督は、「サイドがうまく機能し、自分たちの持ち味が出せた」と勝利を分析。九州大会でも全力で戦いたいと話していました。
閉会式は、全ての出場校が参加して行われました。優勝した宮崎学園や準優勝の都城聖ドミニコ学園に表彰状やトロフィーが贈られた後、宮崎ダイハツ販売株式会社の松本剛代表取締役社長が、「宮崎学園の皆さん、初優勝おめでとうございます。個人やチームで『頑張る』ということは将来の進路を決めるにあたっても非常に大事なことです。日頃の練習やこの大会を支えてくれた方たちに感謝し、九州大会も頑張ってください」と選手を激励しました。
一般社団法人 宮崎県サッカー協会の斉藤了介会長は、「2日間、素晴らしい試合を見せてくれました。頑張った皆さんのうれし涙やくやし涙を見て、私も涙が出そうになりました。これからも、宮崎の女子サッカーをリードしていってください」とエールを送りました。
これに対し、選手を代表して、宮崎学園のキャプテン・西美咲選手が、「このような素晴らしい大会でプレーさせていただきありがとうございました。九州大会でも応援をよろしくお願いします」とお礼の言葉を述べました。
宮崎学園と都城聖ドミニコ学園は、11月11日(土)〜14日(火)に福岡県で開催される九州大会に出場します。
また、今大会の模様は、10月22日(日)15:30〜MRT宮崎放送で放映されます。当日の熱戦をぜひご覧ください。
これからも、宮崎ダイハツは未来のなでしこたちを応援し続けます!