イベントの数日前から、「COPEN CLUB」の掲示板で、「みんなで作るイベントレポート」と題してオーナーの皆様から写真を募集。すると、全国各地の参加者の方々から続々と参加表明が寄せられ、当日に向けて期待感が高まっていく様子が伝わってきました。
今回の会場は愛知県蒲郡市西浦町のスパ西浦モーターパーク。目前に海が広がり、星空を観賞するには絶好のサーキットです。COPEN CLUBでも呼びかけを行い、事前に参加表明がいくつも投稿されるほど期待の高かった星空観賞会。受付では時間に合わせてたくさんのCOPENが集合。現地で初代、Robe、XPLAY、Cero、Coupeといったグレードとカラー分けを行い、次々と駐車場にCOPENが整列していきました。COPENがグループ分けされて並ぶ様子を見て、早速写真に収める人の姿も。ちなみに今回の参加台数は181台。北は秋田、南は沖縄まで幅広い地域から集まっていただきました。
サーキット内に用意された特設ステージで、蒲郡市の稲葉正吉市長のご挨拶からスタート。「オーナーの方々が同じ空間・時を共有して、楽しい瞬間をこの蒲郡から情報発信してほしい」という言葉をいただきました。続いてLOVE LOCALプロジェクトリーダーの榊原が登壇。スパ西浦モーターパークで開催した理由を紹介し、COPENとゆかりのある地で5周年記念イベントが開催できた喜びを語りました。そして、ダイハツの本格レーシングカー「ダイハツ P-5(Ⅱ型)」が登場しデモ走行を実施。レースで好成績を残し、ハイパーコンパクトと呼ばれた伝説のレーシングカーの思想が、その後のクルマ作りに受け継がれていることが語られました。
イベント恒例の上空からの記念撮影。今回は駐車場で、自分のCOPENと一緒に撮影をしました。
たくさんのCOPENが、カラー・グレードごとに整理され、まるでCOPENの歴史を振り返っているような1枚となりました。
サーキットをグレード毎のグループで連なって走行をするアニバーサリークルージングでは、初めに名古屋ダイハツ社長の坪内と、スペシャルゲストとして愛知県を中心にディスクジョッキーとして活動し、国内A級ライセンスも持つ、ジェイムス・ヘイブンス氏が登場。坪内は全国からこの日のために来場した参加者への感謝と、蒲郡の海の幸を味わってほしいと挨拶。ジェイムス・ヘイブンス氏は、「今日は時間が許す限り楽しもう!」と元気いっぱいに語り、会場は大盛り上がりとなりました。
その後、両名がクルージングのオープニングを盛り上げます。参加者の方々は、サーキットを走るための事前説明を受けたのち、カラー・グレードごとに分かれて全車が順番にクルージング走行を行いました。たくさんのCOPENがオーシャンビューのサーキットを走る姿は壮観。「サーキットを走るのは初めてで、すごくいい思い出になった!」と語る参加者の方も多くいらっしゃいました。
現行COPEN5周年をお祝いするメッセージが書けるサインカーと、オーナーの方々から寄せられたお祝いメッセージを展示。サインカーをよく見ると「おめでとう」という言葉だけではなく「LOVE」や「大スキ」といった愛情いっぱいのメッセージがたくさん。サインカーはあっという間に、参加者の方々が書いたメッセージで埋め尽くされました。
5周年記念にちなんで「自分とCOPENの5年後」をテーマに、未来の自分とCOPENに手紙を書いて投函する企画。5年後どうなっているかペンを持ちながら手を止め、笑顔で想像を膨らませている参加者の方が印象的でした。
たくさんの観衆が集まったDRESS-FORMATIONの実演。今回の実演ではイベント限定色としてレーザーブルークリスタルシャインのCOPENへと着せ替えました。着せ替えの実演後には、COPEN FACTORYスタッフの熟練された無駄のない動きに、たくさんの拍手が起こりました。RobeからCero、CeroからRobeへとスタイルを変えられるDRESS-FORMATION。COPENオーナーの方々は実演を通してCOPENが持つ他にはない魅力を再確認。実演後にはスタッフに声をかけて楽しそうに話すCOPENオーナーの姿がありました。
蒲郡市のブースでは、愛知県の特産品である三河木綿を使ってコースターを作る、機織り体験のワークショップが行われました。「機織りなんて初めて」と笑顔で話しながら、オリジナルのコースター作りを楽しむ人で賑わいました。また、特産品のブースでは、地元・西浦の海で獲れる深海魚めひかりやハンバーガーを販売。めひかりは試食として唐揚げが振舞われ、大盛況となりました。
地元の名古屋ダイハツ・三河ダイハツのブースでは、日本赤十字「令和元年8月豪雨災害義援金」の募金活動の一環としてくじ引き付きのドリンクを販売。多くの方々にご協力いただきました。抽選会ではTシャツやタオルなどをプレゼント。途中、ジェイムス・ヘイブンス氏が飛び入り参加。愛用のギターなどをサプライズでプレゼントし、会場は大賑わいとなりました。
ジェイムス・ヘイブンス氏がラジオ風のトークショーを開催。トークショーの最中、弾き語りをしたギターを、サプライズで名古屋・三河ダイハツのくじの景品にするという大盤振る舞いを発表したり、来場者をわくわくさせる楽しいトークで、笑いの絶えないひとときとなりました。
COPEN LOCAL BASE KAMAKURAのブースでは、カーディフューザーのワークショップを開催。ティーツリーやレモングラス、ラベンダーなど、好みの香りを簡単に作れるとあって、特に女性オーナーが興味を持ってワークショップを楽しんでいました。
イベント会場の各所には特別な車両を展示。1968年第5回日本グランプリGP-Ⅰクラスで優勝したダイハツ P-5(Ⅱ型)をはじめ、東京オートサロン2019にも展示したCOPEN GR SPORT CONCEPT、COPEN Cero SPORT PREMIUM、COPEN Coupeが揃い踏み。なかなか見ることのできないフォトジェニックな展示車両を撮影しようと、多くの方が集まっていました。
COPENのスポーツカーとしての走りの楽しさを感じてもらうため、スパ西浦モータパークで開催された今回のイベントに相応しい、スポーツ性能を引き出すチューニングが施されたD-SPORT COPENを展示。スポーツカーらしい佇まいに、お子さまから「かっこいい!」との声があがっていました。
ダイハツ工業と共同開発した、純正アクセサリーのスポーツマフラーやサスペンションキットを展示。スポーツ仕様に興味のあるCOPENオーナーの方々の関心を集めていました。
ダイハツビジネスサポートセンターのブースでは、5周年にちなんだTシャツやミニカーなどのCOPENグッズを販売。イベントの記念品として買い求める方が多くいらっしゃいました。
今回のトークショーは2部構成。第1部ではCOPENの開発に携わった、藤下、和田(広)、芝垣、殿村、相原、そしてジェイムス・ヘイブンス氏も参加し、トークが繰り広げられました。まずは藤下が「2014年に現行COPENが発売され、その後始まったLOVE LOCALのイベントが5年も続くとは思っていませんでした。このようなイベントをこれからも続けていきたい」と語り、会場からは拍手が沸き起こりました。続いて殿村と相原が、初代COPENを使いジムカーナに参戦し、レースの結果を現行COPENの開発時に活かしたというエピソードを紹介。COPENはモータースポーツからフィードバックを受けて開発された経緯が語られました。また、芝垣も開発当時のデザインスケッチを開きながら思いを語り、COPENのデザイナーである和田(広)は自らがデザインし、初代COPENと同じ素材で作ったCOPEN専用バッグを披露。最後には和田(広)がタイムカプセルのブースで描きおろしたCOPENのラフスケッチのプレゼントなどもあり、5年間を振り返るトークは大盛況のうち幕をおろしました。
第2部は駐車場に場所を移し、COPEN CoupeとCOPEN GR SPORT CONCEPTについてのトークショーを開催。開発担当の松下、和田(秀)、森岡、芝垣が登壇しました。COPEN Coupeに携わった松下は「2016年の東京オートサロンでコンセプトモデルを展示したのですが、お客様から評判が良かったため実現しました」と語り、COPENのサイズでは世界でもほとんどないクーペ実車化の経緯を紹介。さらにCOPEN Coupeに施されている技術が明かされると、会場からは驚きの声があがっていました。また、COPEN GR SPORT CONCEPTの開発では森岡が、TOYOTA GAZOO Racingとのコラボで、“Functional MATRIX(ファンクショナル マトリックス)”グリルをはじめ、GRのアイデンティティとCOPENの良さを掛け合わせて開発していることが紹介されました。COPEN Coupeの例もふまえ、最後に和田(秀)は「次は“こんなCOPENを作ってほしい”というお客様からの声が集まれば、また実現するかもしれない」と語り、トークの最中、西浦の空に突如掛かった大きな虹と相まって、COPENのこれからに期待する大きな拍手が起こり、第2部は終了しました。
COPEN5周年を記念したディナーは、ダイハツが神奈川県鎌倉市で運営している「COPEN LOCAL BASE KAMAKURA」のスタッフによるCOPEN5周年記念の特別メニューをご用意。蒲郡の食材を使い、鎌倉で提供している煮込み料理、チリコンカンのブリトーボウルと、辛みのない赤味噌を使ったボウルを提供。食べ応えのある美味しいメニューに、参加者の方々からは笑みがこぼれていました。
蒲郡の食材を使った特別メニューをお楽しみください
今日は400人分の料理を作るため、鎌倉から8人体制でやってきました。メニューの開発から携わり、様々なプロセスを経て完成したのが、「COPEN LOCAL BASE KAMAKURA」の人気メニュー、ブリトーボウルを蒲郡の地元食材で作ったお料理です。ぜひお楽しみください。
ディナーと歓談を楽しんだ後は、COPENをサーキット内に移動し、本日2回目のThe SKY SHOT。
ヘッドランプを灯し、ルーフをオープンしての記念撮影。夜のサーキットに181台のCOPENが整列している姿は、なかなか見られないとあって、その様子を写真撮影する方も。星空観賞会の前の、思い出に残る楽しいひとときとなりました。
COPENのルーフをオープンにしてオーシャンビューを望む西浦の夜空に輝く星々を観賞する予定でしたが、
夕方過ぎから曇り空となり、星空を観賞することはできませんでした。サーキットでは、晴れていれば見ることができた、デネブ、アルタイル、ベガが揃う夏の大三角形や、アルデバランなど強く輝く星々の解説に、全員が静かに耳を傾けていました。昼間から始まった各プログラムも充分楽しかったのですが、次こそは星空を見てみたいという気持ちでいっぱいになりました。
「#7 STAR CIRCUIT MEETING@西浦 by COPEN 5th Anniversary」もついにフィナーレ。名古屋ダイハツ専務取締役、松山が挨拶し、遠路遥々西浦に来た参加者の皆様を労うと共に「実は私もCOPENユーザーで、たくさんのCOPENが集まったことに感激しています」と本音が出る一幕もありました。
最後はスタッフ全員で参加者の皆様を手を振ってお見送り。参加者の皆様もスタッフに手を振り返し、COPENを通して生まれた「つながり」を感じさせる、心温まるフィナーレとなりました。
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愛知県
よこさん
COPEN Coupeを納車してまだ2週間のなりたてオーナーですが、同じ車種のオーナーさんと交流が深められるイベントをダイハツさんの公式で開催してくれるのは素敵だと思います。私は地元が名古屋なのですが、今日会場にに来て、ジェイムス·ヘイブンスさんが来ているのを知って嬉しくなりました。
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奈良県
NNさん
こうしたイベントには初めて来たのですが、思ったより賑やかな雰囲気で楽しいですね。少し変わったクルマが欲しくてXPLAYを買ったのですが、ダイハツさんにはこれを超えるような面白いクルマをたくさん作ってもらいたいです。期待しています!
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三重県
こっすーさん
今日はサーキットを走ったことが一番印象に残っていますね。普段はレースコースを走る機会なんてないので楽しく走れました。あとタイムカプセルにも書いたのですが、5年後には子供が大きくなっているので一緒にオープンで走りたいですね。
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京都府
サトさん
同じCOPENでサーキットを走ったのが楽しかったです。正直もっと走っていたかった(笑)。ブースでマフラーなどのパーツを見たり、DRESS-FORMATIONの実演もやっていて面白かったです。やっぱりこういう遊び心のあるクルマはこれからもあり続けてほしいと思います。
本イベントは、Car Watchの特集記事にも紹介されました。
ダイハツ「LA400K コペン」発売5周年の節目に、日本の真ん中のサーキットに200台のコペンが集合!
この蒲郡で最高の思い出を作ってください
本日は素晴らしい天気に恵まれ、イベントが開催できることを嬉しく思っております。愛知県の真ん中、日本の真ん中にある街、蒲郡は山で採れるみかんや、海で獲れる深海魚(めひかり)などが特産品です。今日も特産品が味わえるブースをご用意していますのでぜひ体験していただき、この蒲郡で最高の思い出を作ってください。
5周年記念はCOPENと縁のある地を選びました
現行COPENの5周年を迎えるにあたり、オープンカーとしての魅力だけではなく、スポーツカーとしての走りの楽しさを皆様と体感したい。そして、現行COPENの発売当時のプロモーション映像や、2019年の東京オートサロン、大阪オートメッセで配信した、COPENコンセプトカーのイメージ映像もここスパ西浦モーターパークで撮影しています。そうしたCOPENと縁のあるこの地を、5周年記念のイベント会場にふさわしいと考え選びました。